国家公務員(事務)経験談

現職・新天地で“出来ること・出来ないこと”。中央官庁からコンサルティング会社への転職。

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国家公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

関東

お名前

野田道隆 様(仮名)

経歴

03年 文部科学省に入省(奉職)
→ 05年5月 退職
→ 05年6月より日系シンクタンクで日系企業向けコンサルティング業務に従事

国家1種試験合格後、文部科学省に勤務され、退職後シンクタンクに転職されました野田さんのインタビューです。実際のシンクタンクの仕事内容なども語っていただきました。


本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。では、公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。

 大学を卒業後、文部科学省に入省しました。入省後の配属先は文部科学省の外局である文化庁文化部芸術文化課で、主に現代芸術の振興に関わる各種業務に携わっていました。
一番想い出深い出来事は、04年に日韓文化交流の一環として、韓国で日本映画の上映事業(日本映画愛と青春)に携わったことです。日中は上映先(韓国COEX)での各種調整業務、夜は映画界の方々の話を聞く機会に携わり、貴重な機会となりました。
 


―公務員を辞めようと思われた経過などをお話いただけませんか

 入省時は小泉内閣による行政のスリム化、財政削減下にあり、省内では義務教育国庫負担金を始め、いかに予算を確保するかという保守的姿勢が強かったように思います。加えて行政のスリム化を目指すあまり、調整事項など目先の業務が増加しており、志と現状のギャップにより疲弊していく上司や同僚を数多く見かけました。

私自身は入省して間もなかったこともあり、目先の業務をこなすことの虚しさを感じやすいポジョションにいたため、「このままでいいのか?」という想いを余計に強くしたのかもしれません。
重要な仕事とは理解できていても、日々の業務は小さなことの積み重ねが多く、ルーティングワークが多かったことはその当時の気持ちに影響を与えました。

 また、加えて社会を見渡すと、終身雇用や社会保障などの制度疲労が顕在化しつつあり、このままでは若年層負担が増加し、資金的側面から日本の将来が暗くなると考えていました。

以上を鑑みると、どうせ仕事をするなら、保守的な仕事をするよりも、国家財政に寄与できる(お金を生み出すことに寄与できる)仕事に従事した方が役に立つのではと思い、転職に至りました。




―転職活動はどのようにされたのでし…


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