国家公務員(事務)経験談

40過ぎても遅くない。役所の仕事に疑問を抱えていた私が見出した活路…中間法人設立

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国家公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

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関東

経歴

早稲田大学政治経済学部卒
→国家公務員中級職として旧通商産業省へ。
2003年に退職、団体勤務を経る
2006年、有限責任中間法人ECネットワークを設立

関連サイト

http://www.ecnetwork.jp/index.html

早稲田大学政治経済学部卒→国家公務員中級職として旧通商産業省へ。
2003年に退職、団体勤務を経て、2006年、有限責任中間法人ECネットワークを設立


―なぜ公務員になったのですか。

 私が大学を卒業し公務員になったのは昭和59年(1984年)です。男女雇用機会均等法もなく、四大卒女子の就職は難しかったという時代背景がありました。そんななかで一生続けられる仕事をしたい、民間企業には行きたくないと思って公共の仕事を目指しました。分野的には旧厚生省、旧労働省系の仕事がいいなと思っていましたが、試験の成績も悪く、採用される見込みが薄かったので、当時、秘書として中級女性を採用していた旧通産省に入ることにしました。ほとんど偶然のようなものですが、政策分野は幅広くて面白そうだ、という感触もありました。


―入ってみていかがでしたか。

 やはり当初は男女差がありました。最初は秘書ですし、その後の昇進も留学も、女性は別扱いでしたし。が、徐々に制度は改善されて女性の職域が広がり、私自身も、新設ポストなど、ずいぶん新しいことをやらせてもらいました。今では男女差はほとんどなくなっていると思います。


―公務員時代には何年お勤めで、ご退職時のご年齢は。

 19年勤め、退職時は42歳でした。


―公務員時代のお仕事内容を教えてください。

 局長付、事務次官付秘書を経て、原局の政策系の仕事に回りました。具体的には、産業金融関係、貿易保険、電子商取引の消費者保護の仕事に携わりました。団体への出向も一度経験しています。辞める直前は経済産業研究所で広報企画ディレクターをやっていました。独立行政法人になったばかりで自由度が高く、自分の部下は役所からの出向者ではなく自分で採用してチームを作っていたので、非常に活気とやり甲斐がありました。


―でも公務員をお辞めになったわけですよね。そのきっかけは。

 役所で仕事をするなかで、公的部門が担わなければいけないことは何か、役所の中で実現できることとできないことがある、いやむしろ役所で…


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