地方公務員(事務)経験談

県庁から弁護士へ。今の時代、弁護士になるのもそれなりの覚悟は必要です。

カテゴリ

地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

九州

お名前

宮内 裕 様

経歴

平成10年 4月 大学卒業後、福岡県庁に行政職として入庁。
平成19年 3月 福岡県庁退職。
平成19年 4月 九州大学法科大学院に入学
平成22年 3月 同大学院修了
平成22年 9月 新司法試験合格
平成22年11月 最高裁判所新第64期司法修習生採用を経て1年間研修
平成23年12月 弁護士登録。
平成24年 1月 福岡県内の八坂法律事務所にて執務開始

福岡県庁を退職後、法科大学院に入学され、弁護士として活躍されている宮内さんのインタビューです。公務員から弁護士を目指される方へのアドバイス、注意点など実利的なお話を多く語っていただきました。


本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。
公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。


 こちらこそよろしくお願いします。
福岡県庁には平成10年に入庁し、計9年間に3ヶ所の部署に勤務しました。

教育委員会(平成10年から3年間)
・庶務
・調査統計
・国際交流
調査統計業務は、これまで大幅に期間がかかっていた調査の期間を作業手順を大幅に改善して2ヶ月以上短縮することができました。死ぬほど大変な思いをしましたが、充実感はありました。


県立病院(平成13年から4年間)

・ケースワーカー
・会計(収入担当)
いきなり病院に転勤なり、ケースワーカーとして患者さんの転院などについて他の病院との連絡調整を担当しました。

やりがいはありましたが、何の研修もなしにいきなり現場に放り込まれ、しかも、この業務をしている行政職員は県でも自分一人しかいなかったので、本当に大変で、ストレスで体調がおかしくなりました。


青少年課(平成17年から2年間)
・イベントの企画、実施
・報告書作成
・地域のボランティア
前任の知事が提唱した青少年育成の運動(青少年アンビシャス運動)の事業の企画や過去の事業効果を測定して報告書を作成していました。

転勤してきて、報告書作成を担当したのですが、知事も力を入れている事業の効果測定をするというプレッシャーがかかる中で、なかなかの出来の報告書が作成できたと自負しています。

 

 

―公務員を辞めようと思われたと思われたお話をいただけますか。

 もともと、父親が自営業をしていて、漠然と自分がその跡を継ぐと思っていました。
ただ、私が大学生の時に弟が稼業を継ぐことになってしまい、よく考えないまま公務…


ここから先の記事は会員限定です。会員登録は無料で、詳細な個人情報の入力なく1分ほどで完了します。

今すぐ会員登録を行う (無料) ログインする



地方公務員(事務)経験談に属する他の情報を見る