地方公務員(事務)経験談

百の愚痴を吐くよりも、一の知識を吸うべし

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地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

関西

お名前

髙見啓一 様

経歴

平成13年4月 米原市役所入庁(奉職)
平成18年3月 同庁を退職し、フリーランスとして起業
平成23年4月 経済産業大臣登録中小企業診断士に。まちづくり中小企業診断士事務所設立

関連サイト

http://www.machi-rmc.com/

地方公務員を退職され、中小企業診断士として独立された高見さんの退職経験談です。
高見さんは、中小企業診断士取得後に簿記1級や販売士など様々な資格を習得された資格のスペシャリストでもあります。このあたりのお話も同時にお聞きしましたので、ぜひご覧ください。

 

本日はどうぞよろしくお願いいたします。
では、公務員になられた経過や公務員在職時のお仕事内容から聞かせてください。


 私は生まれも育ちも東京ですが、学生時代に教育やまちづくりに興味を持ち、地方での公務員職を志すようになりました。当時の公務員試験は難関であったこともあり、全国十数か所の地方自治体を併願受験した結果、滋賀県にある市役所に合格しました。


市役所では、地域振興に関わる部局に配属され、以下のような業務を中心に担当しました。

■市民活動支援
NPOやコミュニティビジネスの支援をしておりました。下記の交通や観光といった施策を企画していく際にも、市民の方々を主役に、生のニーズやアイデアを出していくことをモットーとしていました。


■交通施策
廃止路線バスの代替手段として、近畿では初めての方式となる「乗り合いタクシー」の企画導入に関わりました。実際に交通弱者と呼ばれる方々と、地域でのワークショップを重ねたりしながら、アイデアをいただき実現しました。
停留所はゴミ集積所の近く(歩いていける範囲)にしたり、スーパーマーケットと診療所は必ず回るルートにしたりと、利用者目線の公共交通が実現しました。


■観光施策
全国的にも珍しい「水中花」をPRし、エージェント等への売り込みに関わりました。花づくりに関わる市民の方々とイベントを企画し、「全国花の観光地づくり大賞」等いくつかの賞を受賞しました。行政は裏方に回りつつ、市民との協働を意識しながらの仕掛けに配慮していました。


 見た目は茶髪の公務員で、今にしてみると恥ずかしいくらいに「尖がったヤツ」で、入庁当初から「いつかはまちづくりのコーディネーターとして独立したい」と、周囲に言ってはばからなかったですし。あの頃は若かったなあと今では思います(苦笑)

しかし、勤めていた市役所の規模は大きくなかったので(職員数150名ほど)、首…


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