その他公務員 経験談

辞めたことは後悔していない。でも、今の私があるのは、あの経験があったからこそでもある

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第二の仕事人生

公務員からの独立・起業 / 退職・その他情報

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関西

お名前

非公表

経歴

大阪府内の高校を卒業
→刑務官となる
→退職後、企画会社を起業
→起業と並行し、大阪市立大学大学院博士課程に在学中

大阪府内の高校を卒業
→刑務官となる
→退職後、企画会社を起業
→起業と並行し、大阪市立大学大学院博士課程に在学中

―当初、刑務官になった経緯をお聞かせください。
 直接的には、高校生の時、学校の廊下に貼られた一枚のポスターを見たことです。内面的には、自分の母親がいわゆる低下層の出身者であったことで、刑務所に入るなどの不遇な境遇の女性の力になりたい、とどこかで考えていたような気がします。

―刑務官を辞めることになったきっかけは何ですか。
 家庭内不和、体調不良。そして刑務官という仕事への失望、かな?

―刑務官の仕事に不満はありましたか。
 仕事そのものへの不満というよりも、組織体制や刑務官自身への処遇、教育面での不備、社会的な地位などに不満がありました。

―辞めたのは何年目ですか。
 2年目です。

―安定した公務員。辞めるときに迷いや不安はありませんでしたか。 
 ありませんでした。保身にまわるには若すぎたせいもありますが、もともと人生に変化を求める気質だったのでしょう。

―辞める際、職場での引き留めなどはありましたか。
 
引きとめはありませんでしたが、上司に非難めいた捨てゼリフを吐かれました。

―刑務官からの転職に当たって、誰かに相談されましたか。
 
していません。ハタ目から見れば、かなり発作的・偶発的に見えたことと思います。しかし、その裏では、私の胸で潜在的にリタイヤへの希求が長く強く息づいていたことは否めません。

―刑務官として勤め続けていても良かったかな、とか思ったり、後悔したりすることは全くないですか?
 
それはないのですが、今また別の形(NPO活動として)で矯正研究・社会復帰研究に携わっているので、また刑務所の門をくぐる可能性が出てきました。今度こそ、受刑者たちの力になれそうです。


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