その他公務員 経験談

辞めてもマイナスになるわけではない。ゼロに戻るだけ

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第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

九州

お名前

非公表

経歴

九州工業大学工学部卒
→郵政内務職→百貨店勤務
→退職後、中国へ短期留学
→食品会社に転職し商品開発に従事

九州工業大学工学部卒
→郵政内務職→百貨店勤務
→退職後、中国へ短期留学
→食品会社に転職し商品開発に従事


―はじめに公務員になった経緯をお聞かせください。
 当時はバブル崩壊で、民間企業で技術職・女子の募集はほとんどありませんでした。そのため、公務員技術職を受験しましたが、残念ながら不合格。結局、滑り止めで受験しておいた郵政職員しか就職先がない状態でした。
 迷いましたが、何もしないわけにはいかないので、とりあえず、郵政職員として働きながら、そのうち公務員技術職を受験しなおそうと考えていました。


―公務員の仕事に不満はありましたか。
 もともと希望する就職先ではなかったのですから、当然不満はありました。公務員といえば、有休がとりやすい、残業がないというイメージがありますが、全くそんなことはありませんでした。大学時代の専攻と全く違うことをやっているということにも、常にストレスを感じていました。


―公務員を辞めた原因は何ですか。
 ストレスが原因で軽いうつ状態になり、心身ともに弱りはて、もうこれ以上は精神的にも肉体的にも続けられないという限界を感じたからです。本当に、逃げるように退職しました。かっこわるかったです。


―辞めたのは何年目ですか。
 9年目です。


―安定した公務員。辞めるときに迷いや不安はありませんでしたか。
 ありました。だからこそ、何年も辞めたくても辞められず、無理して勤めつづけて、ストレスがたまったのだと思います。安定した職業から無職に転身するなんて、誰も想像できないことですから。友人からは贅沢な悩みだといって相手にもされず、逆に軽蔑される始末。両親にも心配をかけてしまうことになります。一度辞めたら、もう二度と戻れない公務員という職を、本当に手放すべきなのか。安定した収入が途絶えたら、どうやって生きていけばいいのだろうか…。
 手に職があるならともかく、10年近くも事務職しかやって来なかった自分に、再就職先が見つかるのだろうか。不安材料をあげたらキリがないくらいでした。本当に毎日悩んでいま…


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