地方公務員(事務)経験談

落語家から「プロになれるよ」と太鼓判を押され役人廃業を決断

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第二の仕事人生

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取材エリア

関西

お名前

非公表

経歴

兵庫県立高校卒
→明石市役所入所
→大道芸人として独立

兵庫県立高校卒→明石市役所入所→大道芸人として独立

―はじめに地方公務員になった経緯をお聞かせください。
 高校を卒業する際、関西地方の鉄道会社(私鉄)と明石市役所の両方を受け合格しました。しかし鉄道会社は通勤が困難なため明石市役所に決めました。とはいえ、役人根性の人が多くいると思っていたので、もともと役所は嫌いだったんですけどね。

―地方公務員時代は具体的にはどのようなお仕事をされていましたか。
 辞めるまでに6つの部署を経験しました。最初は国民保険の事務、その次は道路の用地交渉、3つ目は交通安全課で街路灯の維持管理、4つ目は下水道部の庶務、5つ目は街路灯の維持管理に戻り、そして最後が教育委員会所属の自然の家で施設管理ならびに利用者への指導を行っていました。

―辞めたのは何年目で、何歳のときでしたか。
 
高卒で入って27年目、満44歳でした。

―地方公務員の仕事に不満はありましたか。

 入るまではあまり好きではなかった役所でしたが、実際働いてみるとすべての職場での仕事は本当に楽しく、大きな不満はありませんでした。

―地方公務員を辞めた原因は何ですか。
 実をいうと、私は20歳の時から45歳で役所を辞めることを決めていました。というのも、小さな役所ですがやはり大卒と高卒の差別はあるということを知っていたからです。年齢が高くなるにつれて、自分の事を棚に上げて役人根性丸出しで市民や同僚に当たり散らす無役の人も見てきました。私はそんな惨めな人生を送りたくありませんでした。自分自身納得のゆく人生を過ごすためには公務員を辞める―それと同時に人生二毛作が目標でした。

―安定した公務員。辞めるときに迷いや不安はありませんでしたか。
 一切ありません。逆に、退職の辞令を貰うときはわくわくしていました。

―辞める際、職場での引き留めなどはありましたか。
 逆に部長に「なぜ止めないのか」と聞きましたら「お前の性格…


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