地方公務員(事務)経験談

民間が乗り越えてきたリストラを、役所はこれからやるんですから。転職してよかった

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地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

関東

お名前

非公表

経歴

首都圏県立高校卒
→首都圏の某県庁職員
→民間企業の営業
→着付け教室運営会社のIT担当
→東証一部上場企業(鉄道会社)のサービスマン

首都圏県立高校卒→首都圏の某県庁職員→民間企業の営業→着付け教室運営会社のIT担当→東証一部上場企業(鉄道会社)のサービスマン

―はじめに公務員になった経緯をお聞かせください。
 意識したのは高校2年の夏休み頃です。バブル崩壊の時代でした。生活面で実感することはありませんでしたが、これから日本は大変だ、バブルがはじけて民間企業は大変だという漠然とした不安が生じました。そこで「公務員=安定」、「税金で給料をもらうから景気とか関係ない」という動機が生じ、高校での公務員模擬試験を受験したところ数万人の受験者数に対し2桁後半から3桁前半の順位だったこともあって、進路選択を公務員のみに絞りました。
 国家、都道府県、地元市町村全て受験して、全て合格しました。市町村ではずっと地元のみで世界の狭さを感じ、国家は逆に異動範囲の広さがやや負担に感じて、間の都道府県を選びました。

―公務員時代は具体的にはどのようなお仕事をされていましたか。
  都道府県の教育関係の部局職員として、配属先は県立高校の事務職員でした。学校予算管理、各種契約(物品工事)事務、給与管理、歳入(授業料使用料)管理、労務管理等です。二つの県立高校で勤務し、在職年数の半分で歳入管理に関わりました。具体的には「授業料の取立て」です。
 不景気のため授業料滞納者が激増し、家庭訪問、早朝深夜の電話督促に取り組みました。ある意味金融業の方々と類似してるのでは?
 他には3千万円程度の授業用PCネットワークシステムの入札から契約調達に係る一切の事務を計4件関わりました。大手システムベンダーと呼ばれるH、F、N、I社などが相手方です。

―公務員として勤めたのは何年間、辞めたのは何歳のときですか。
 9年9ヶ月目、28歳のときです。

―公務員の仕事に不満はありましたか。
 努力が正当に評価されていないという感想がありました。高卒だから昇進はせいぜい係長どまり、ということ自体には不満はありませんでした。ただ、滞納授業料の回収で前年度、前任者と比較して大きな実績を挙げても評価には全く反映されません。人より努力して成果を挙…


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