地方公務員(事務)経験談

公務員からの離職者に対して、みなさんが思っているほど世間は冷たくない

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地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

関西

お名前

須田晃暢 様

経歴

同志社大学大学院→
大阪市役所
→起業

関連サイト

http://ameblo.jp/koumuin-karano/

同志社大学大学院→大阪市役所→起業

―はじめに公務員を目指した理由を教えてください。
 大学時代から学んだ経営学やベンチャー精神を行政に活かしたいと思い、大阪市役所に飛び込みました。

―公務員時代はどういう仕事をされていたのでしょうか。
 経営学を学んでいたので、それを活かせる本庁の企画部門を希望しました。しかし、最初は出先機関からというのが多いようで、保健関係と区役所の仕事を4年やったあと、建設局に異動して道路関係の仕事を1年余りやりました。

―退職したのは何歳のときですか。
 28歳のときです。

―公務員を辞めるに至った理由は何でしょうか。
 一言で言えば、日々の仕事の中でひどく閉塞感を感じたことです。新しいことをやろうとしても何もできない。何もさせてもらえない。志を高く持てば持つほどやる気を奪われていくような環境に悲しくなってきました。

―もっと具体的にお伺いできますか。
 2つ目の職場に変わってすぐのことです。2つ目の職場では念願の企画部門を希望したが叶いませんでした。どんな会社であっても人事のことは文句をいっても始めらないので、自分を納得させ仕事に打ちこもうとしました。ただ、2つ目の職場環境でものごとを決められるのは技術系職員で、事務系職員の出る幕はありませんでした。事務系職員の行う業務となると総務の仕事しかないわけです。はっきりいって高い本給を払って正職員何十人が総務をコツコツするようなものではなく、民間委託、アルバイトにしてもらうのに十分な仕事内容です。時間を持て余すこともよくありました。「一体この環境がいつまで続くのかな、もしかしたら定年までこのままかもしれない。それなら一層のこと外から行政(大阪市役所)と関わっていこう。このまま定年を迎えて振り返ったとき果たして納得のできる仕事生活だろうか」と思ったのです。それが公務員を辞めようと思ったきっかけです。
 また、周囲を見ると、何万人も職員のいる市役所の中には、全く働かない人って本当に…


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