地方公務員(事務)経験談

前向きな気持ちを忘れないように。市役所を鬱病で退職し、失ったものと得たもの。

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第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

関東

お名前

野田京子 様(仮名)

経歴

平成8年4月  関東地方の中規模市に奉職
平成24年6月  退職
平成24年7月  不動産会社のポスティングを行う
平成24年10月 派遣で民間病院の医療事務の補助として再就職

お体の体調悪化のため市役所の仕事を辞められました野田さんのインタビューです。同じ病気に悩む方に向けて情報を発信したい、というお申し出を受け今回協力をいただきました。ぜひお読みください。



本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。では、公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。

 こちらこそよろしくお願いします。公務員時代の業務内容について時系列にご紹介します。

(平成8年5月から平成13年4月まで)
保健所の母子保健担当に配属されました。
主に小児に対する公費負担制度の事務と、赤ちゃんの健診の受付、妊婦さんへ母子手帳を発行するといったことを担当しました。

私は、10代から膠原病のため、自分自身が公費負担制度にお世話になっています。
同じような立場の方々にお役に立てる日々は、充実したもので、町で自分が関わったケースに会うと、担当者冥利につきますね。
それは今でも変わりません。


(平成13年5月から平成14年3月まで)
区役所保険年金課の国民健康保険係に配属されました。
主な担当は資格給付(国保への加入と脱退の処理)で、窓口対応が難しかったです。

保険料を払えないと訴える住民から、それでも保険料をいただかなくてはならないときは、心が痛みました。
また、お金は人を変えてしまうと実感した時期でもありました。



(平成14年4月から15年3月まで)
保健所に再び配属されました
このときは、成人の健康診断の担当で、診断書とレントゲンフイルムの山が常に机の上にあり、ひたすら格闘した日々でした。
この経験が、現在につながっています。
保健所でお世話になった医療職のみなさん、市立病院事務経験者の先輩たちには感謝しています。

 

(平成15年4月から平成21年3月まで)
保健所と福祉事務所が統合されて、保健福祉センターとなりました。
このとき、平成8年におこなっていた仕事の担当に戻ることになったのですが、これが悲劇の始まりでした。

私がいた係は、児童虐待予防とDV被害者の支援をする部署でもあり、ケースワークが苦手な私には、ケ…


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